心のしくみと行動 2026年度 西日本看護医療大学
準備中です。
ここに掲載されている内容は変更される可能性があります。
- 授業の概要
-
行動から人間の内面の心理を推測する方法を駆使することを通して、行動の科学としての心理学の基本的な考え方について学修する。教育心理学・社会心理学・臨床心理学・発達心理学・医療心理学等の代表的な実験や調査などを紹介しながら、人間や自分についての理解を深め、人間に対する幅広い視点を育てる。
主に講義形式で授業を進めるが、日常生活における身近な現象を例示して進める。また、簡単な実験等を取り入れた演習も行い、理解度を高めるようにする。 - ディプロマポリシー(学位授与の方針)との関連
-
◎ DP-1 あらゆる人々の生命や人権を尊重し、擁護できる
○ DP-2 専門職として倫理的感性を高め、状況に応じて判断し、最適な行動を選択できる
○ DP-3 看護の視点でアセスメントを行い、根拠に基づき看護を実践し、省察することができる
○ DP-4 人々を中心に多職種と連携し、協働することができる
○ DP-5 専門職として継続的に研鑽し、最善の看護を探究することができる
○ DP-6 地域の人々の健康や暮らしに関心を持ち、グローバルな視点で多様なニーズを理解できる
- 学修の到達目標
-
1) 科学としての心理学の基本的な考え方について説明できる
2) 知覚、記憶、学習、思考などの認知プロセスの基本について説明できる
3) 動機づけ、性格、発達、ストレスに関する基本的事項を説明できる
4) 対人認知や集団における人間の行動についての基本的事項を説明できる
5) 看護の場面における心理学的知見の活用について説明できる
- 授業計画・内容
- 成績評価方法・基準
- 評価方法:筆記試験(100%)
- 課題に対するフィードバック
-
質問や意見は、講義中に学生全員が共有し、解決できるようにする。講義終了後は、個別対応する。
- 教科書 ※教科書には〇を記載
- 〇心理学 [カレッジ版] 医学書院 ISBN 978-4-260-02870-7
- 参考書
- 担当教員が随時、紹介する。
- 参考文献
- 担当教員が随時、紹介する。
シラバス
| 責任者・担当者 | 松尾太加志 |
|---|---|
| 単位 | 2単位 |
| 時間数 | 30時間 |
| 必修・選択別 | 必修 |
| 学期 | 1学期 |
| 授業形態 | 講義 |
| 開講年次 | 1年 |
| 1 | 心理学とは |
|---|---|
| 「心」を学問的に扱う心理学では行動を通して心のしくみを理解しようとする学問である。そこで、心理学はなぜ行動を対象としているのか、そして心理学はどのような学問なのかを、その歴史や研究分野について説明する。 事前課題:テキストの「心理学とは」の章を読む 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む | |
| 2 | 心理学の研究方法 |
| 心理学が科学的であるためにはどのような点を留意して研究されているのか、実験法を中心に実験の体験を交えながら説明する。さらに、心理学のさまざまな研究法について、どのような長所・短所があるのかを説明する。 | |
| 事前課題:テキストの「心理学の研究方法」の節を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む 国試関連問題(心理学の研究方法) | |
| 3 | 感覚と知覚 |
| 人間の知覚は、外界世界をそのままコピーしているわけではなく、外界の情報からのボトムアップ処理と知識や感情によるトップダウン的な処理がなされている。その理解のために視覚を中心にデモンストレーションを交えて説明する。 | |
| 事前課題:テキストの「感覚と知覚」の章を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む 国試関連問題(感覚と知覚) | |
| 4 | 記憶 |
| 人間の記憶のしくみはどのようになっているのか、記憶にはどのような種類があり、どのような形で貯蔵されているのか、さらに記憶の変容などについて実験を交えながら説明する。 | |
| 事前課題:テキストの「記憶」の章を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む | |
| 5 | 言語とコミュニケーション |
| 言語の役割、言語の障害、コミュニケーションにおいて重要な役割を果たすメンタルモデル、コミュニケーションを的確に行うツールとしてのSBARなどについて説明をする。 | |
| 事前課題:テキストの「思考・言語・知能」の章の「言語とコミュニケーション」の節を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む 国試関連問題(言語とコミュニケーション) | |
| 6 | 思考と認知バイアス |
| 人間の思考は必ずしも正しい判断や推論ができるものではなく、認知バイアスが生じるが、その認知バイアスについてその種類と防止について説明する。 | |
| 事前課題:テキストの「思考・言語・知能」の章の「思考」の節を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む | |
| 7 | 学習 |
| 心理学において「学習」とは何であるのか、そしてなぜ学習が生じるのかについて、条件づけの考え方、条件づけ以外の学習の各理論、さらに理論では説明できない生物学的制約についても説明する。 | |
| 事前課題:テキストの「学習」の章を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む 国試関連問題(学習) | |
| 8 | 感情と動機づけ |
| 感情の生理的要素、行動的要素、主観的要素について説明する。また、動機づけについて動機の分類、マズローの欲求階層、葛藤、外発的動機づけ・内発的動機づけ、原因帰属、学習性無力感について説明する。 | |
| 事前課題:テキストの「感情と動機づけ」の章を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む 国試関連問題(感情と動機づけ) | |
| 9 | 性格とパーソナリティ |
| 性格の理論として類型論、特性論、構造論について説明をし、質問紙の演習も交えながら性格の測定方法について説明する。 | |
| 事前課題:テキストの「性格とパーソナリティ」の章を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む 国試関連問題(性格とパーソナリティ) | |
| 10 | 対人認知と対人関係 |
| 私たちは他者をどう知覚し、対人関係をどのように気づいていくのか、また態度や潜在的態度の測定、さらに説得的コミュニケーションについて説明する | |
| 事前課題:テキストの「社会と集団」の章のA、Cの節を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む | |
| 11 | 社会と集団 |
| 他者から人はどのような影響を受けるのか、また、集団が形成されたときの個人はどのような行動をとるのかについて説明する。 | |
| 事前課題:テキストの「社会と集団」の章のB、Dの節を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む | |
| 12 | 発達・知能 |
| 発達の特徴、乳幼児期、青年期、高齢期について説明をする。運動、知能、愛着、社会などの面からも説明をする。さらに発達段階として、ピアジェ、フロイト、エリクソン、ハヴィガーストの考え方について説明する。 | |
| 事前課題:テキストの「発達」の章、「思考・言語・知能」の章の「知能」の節を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む 国試関連問題(発達) | |
| 13 | 心理臨床 |
| ストレスとその理論、心の問題と精神障害の分類について説明し、心理療法にはどのようなものがあるか説明をする。 | |
| 事前課題:テキストの「心理臨床」の章を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む 国試関連問題(心理臨床) | |
| 14 | 医療・看護と心理 |
| 対人援助としての看護職、ソーシャルサポート、患者の心理、医療・看護職の心理と心のケアについて説明する。 | |
| 事前課題:テキストの「医療・看護と心理」の章を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む 国試関連問題(医療・看護と心理) | |
| 15 | 医療安全と心理学 |
| 医療安全に心理学がどのように関連し、心理学が医療安全にとって重要な役割を果たすことを説明する。 | |
| 事前課題:事故事例の資料を読む | |
| 事後課題:授業で提示した事後課題に取り組む 国試関連問題(医療安全と心理学) |